しまだ大井川マラソン 池谷が逃げ切って初優勝

[ 2011年10月31日 06:00 ]

フルマラソン男子の部を優勝した池谷(右)とフルマラソン女子の部を優勝した木下

 第3回しまだ大井川マラソンinリバティが30日、静岡・島田市役所前をスタートし、大井川沿いのマラソンコース“リバティ”を通り、同市陸上競技場をゴールとする42・195キロで7863人がエントリーして開催された。男子は池谷寛之(36=NTN桑名)が2時間26分19秒で、女子は木下裕美子(24=セカンドウインドAC)が2時間46分38秒で、ともに初優勝を飾った。

 男子は池谷が杉山の猛追をしのいで初優勝を飾った。スタートから快調に1キロ3分30秒のペースを刻んだが、35キロすぎから疲れが出はじめ、最後は1秒差の接戦となった。「後ろから来てるぞという声は聞こえていたが、まさかこんなに近いとは思わなかった」とガッツポーズでのゴールにも苦笑い。5月まで実業団のトラック競技で活動していたが、6月から市民ランナーとしてマラソンにも挑戦。「今はペース配分も含めて全てが勉強。優勝はバテたときに声を掛けてくれた皆さんのおかげです」と沿道の声援に感謝していた。

 <木下 圧勝「力出せた」>女子は木下が2位に9分34秒差をつける圧勝劇で大会初制覇。昨年大阪国際マラソンで記録した自己ベストには届かなかったものの「満足のいく走りができた。今の状態で出せる力は出せたと思う」と納得の表情だ。大会前は米国・アルバカーキで合宿を行ったが、膝や足首のケガや体調不良も重なり「出場できるかどうか分からなかった」という状態での参加だっただけに、喜びも大きかった。「今後はベストを更新して、国際大会でも上位に食い込める選手になりたい」とさらなる躍進を誓った。

 <安田美沙子が激励>タレントで、ランナーとしても活躍する安田美沙子(29)がゲストとして参加。開会式では「新しい自分に出会えるように頑張って走ってください」とランナーたちを激励し、スターターを務めた。自らも市街地を約7キロ走った後は、プレゼンターとして表彰式に登場。最後にはトークショーも行い、会場を盛り上げていた。

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2011年10月31日のニュース