日本、オーマン下し2勝1敗も後半ヒヤヒヤ

[ 2011年10月28日 06:00 ]

オマーン戦でシュートを放つ宮崎

 ハンドボール男子のロンドン五輪アジア予選第4日は27日、韓国・ソウルで行われ、24年ぶりの五輪出場を目指す日本は1次リーグB組でオマーンを34―29で下し、2勝1敗とした。日本は堅守から速攻につなげて得点を重ね、前半を20―8でリード。後半に追い上げられたが、逃げ切った。日本は29日の1次リーグ最終戦でカザフスタンと対戦し、B組2位以内なら準決勝に進む。今大会は1位が五輪出場権を獲得し、2位は来年の世界最終予選に回る。=

 後味の悪さが残る試合だった。日本は前半で12点差をつけながら、メンバーをがらりと入れ替えた後半に反撃を許し一時は3点差まで詰め寄られた。エース宮崎は「もっと簡単に勝たないといけない試合だった」。1次リーグ最終戦は格下のカザフスタンが相手。不気味な存在だったオマーンを下した貴重な勝利だが、再び課題が浮き彫りになった。酒巻監督は「生みの苦しみ。恐らくずっと苦しむ」と今後も厳しい戦いを覚悟した。

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2011年10月28日のニュース