遼くん“親離れ”で賞金王猛追!プロコーチ起用

[ 2011年10月19日 06:00 ]

練習ラウンドを行う石川遼

 石川遼(20=パナソニック)が正式にプロコーチの起用を決めた。小学生時代に指導を受けた佐々木孝則氏(49)を今後1年間にわたって帯同するもの。09年春の米国遠征で一時的にティーチングプロを招いたことはあったが、長期にわたって父親以外の指導を受けるのは初めてだ。

 これまでコーチを務めてきた父・勝美氏(54)は「これから1年間、佐々木さんが見てくれることになった。遼も2人から違うことを言われたら困るでしょうし」と一歩引いた立場からサポートする考えを示した。石川はすでに2週間前のキヤノン・オープンから佐々木氏を呼び寄せ、アドバイスをもらっている。

 ブリヂストン・オープン(20日開幕、千葉・袖ケ浦CC袖ケ浦C)の練習日となる18日も佐々木氏と対話を繰り返しながらラウンドした。「父は素人だけど僕のスイングをよく知ってる。佐々木さんはプロゴルファーの感覚を持っている。2人は伝え方が違うけど、言ってることは重なってくる」。今の石川にとっては佐々木氏の言葉の方がより耳を傾けやすいのかもしれない。

 この日のラウンドでは安定したドライバーショットを見せて「練習の成果が出ている」と手応えはつかみつつある。賞金ランク1位のベ・サンムンとは約5000万円の大差だが「最終戦まで可能性を残したい」と意欲十分。新コーチのバックアップも受けながら追走態勢に入る。

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2011年10月19日のニュース