元琴光喜恐喝 元力士に懲役4年6月 

[ 2011年10月7日 12:14 ]

 大相撲の野球賭博事件で、元大関琴光喜から口止め料名目で現金を脅し取ったなどとして、恐喝や恐喝未遂の罪に問われた元力士古市満朝被告(39)の判決で、東京地裁(登石郁朗裁判長)は7日、懲役4年6月(求刑懲役6年)を言い渡した。

 古市被告は「脅したことは一切ない」と全面無罪を主張している。

 検察側は論告で「野球賭博を公にされたくないという弱みにつけ込んだ陰湿な犯行」と指摘。元琴光喜から受け取った350万円は賭博の勝ち金回収を依頼された報酬だったとする弁護側の主張は「荒唐無稽で信用できない」としていた。

 起訴状によると、古市被告は昨年1~3月、元琴光喜から野球賭博の口止め料として350万円を喝取、暴力団員2人と共謀して8千万円も要求したが未遂に終わった。賭博の胴元だった元幕下からも300万円を脅し取った、としている。

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2011年10月7日のニュース