労使交渉打ち切り…NBA開幕絶望 シーズン消滅も

[ 2011年10月6日 06:00 ]

記者会見に出席したNBA選手会のフィッシャー会長(中央)

 NBAの労使交渉が4日にニューヨークで行われたが、年間9億ドル(約693億円)の収入配分をめぐって紛糾。オーナー側の譲歩案を選手会が拒否したために交渉は打ち切られた。

 この結果、プレシーズンの残り77試合は中止。レギュラーシーズンが82試合から50試合に短縮された98年以来、13年ぶりに開幕が延期されるのは避けられない事態になった。

 旧協定での選手への収入配分は57%で、選手会側はすでに53%にまで譲歩。一方、オーナー側は当初の46%をこの日47%に修正し、交渉終盤では49%を提示してきたが、選手会側は51%までしかハードルを下げなかった。11日までに新労使協定が成立しない場合には開幕(11月1日)から2週間の全試合も中止。次回交渉は未定で、最悪の場合はシーズン消滅という危機的状況に陥る可能性もある。 

 ▼フィッシャー選手会会長(レイカーズ)溝を埋めることができず、合意できるような一日にはならなかった。

 ▼スターン・コミッショナー いい案を提示できたと思うがうまくいかなかった。今のところ新たなプランは何もない。

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2011年10月6日のニュース