コービーは伊へ ロシア、中国にも…NBAスターの海外流出加速

[ 2011年10月6日 08:07 ]

記者会見に出席したNBA選手会のフィッシャー会長(中央)

 NBAの労使交渉が4日にニューヨークで行われたが、年間9億ドル(約693億円)の収入配分をめぐって紛糾。オーナー側の譲歩案を選手会が拒否したために交渉は打ち切られた。この結果、プレシーズンの残り77試合は中止。レギュラーシーズンが82試合から50試合に短縮された98年以来、13年ぶりに開幕が延期されるのは避けられない事態になった。

 交渉決裂を受けて主力選手の海外流出が加速しそうだ。交渉に出席したレイカーズのブライアントはイタリア・ボローニャとの契約(10日間)に暫定合意。ジャズからFAとなっているキリレンコはこの日、母国ロシアのCSKAモスクワと3年契約を締結した。トルコ、中国、スペインなどのチームにもNBAのスター選手が移籍。米国の“空洞化”が顕著になってきた。

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2011年10月6日のニュース