放駒理事長、怒りの訓示 力士よ“赤信号を守れ”

[ 2011年10月6日 06:00 ]

専門家による食事講習に耳を傾ける(前列目左から)白鵬、日馬富士、把瑠都、琴欧洲

 日本相撲協会の放駒理事長(元大関・魁傑)が約600人の全力士に対し“日常生活の乱れ”について注意した。

 5日、東京・両国国技館で行われた「大相撲新生委員会」の提言に基づく研修会の冒頭で「注意したいことがある。9月の秋場所後に電話やインターネットの書き込みで“服装が乱れている”といった指摘があった。常に見られているということを意識し、気を付けてもらいたい!」と厳しい口調で話した。

 二所ノ関広報部長(元関脇・金剛)によると、秋場所後の1週間で相撲協会に数件の苦情が寄せられた。内容は名指しで「酔っぱらった数人の力士が赤信号を渡っていた」などといったもの。

 力士は外出時に原則として浴衣や着物姿で行動することが決められており、“密告”された力士は既に協会に呼び出し、厳重注意したという。琴奨菊が大関に昇進するなど土俵内での前向きな話題が出てきた一方で、力士に対する世間からの監視の目はまだまだ厳しいようだ。

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2011年10月6日のニュース