遼くん 3差上々発進「内容より結果の方が良かった」

[ 2011年9月30日 06:00 ]

<コカ・コーラ東海クラシック>初日の9番、バーディーパットを沈め、ガッツポーズを決める石川遼

男子ゴルフツアー・コカ・コーラ東海クラシック第1日

(9月29日 愛知県みよし市三好カントリー倶楽部西コース=7310ヤード、パー72)
 ドライバーショットに苦しんだ石川遼(20=パナソニック)が後半に盛り返し、21位ながら首位と3打差の上々のスタートを切った。前半のインは37で回ったが、アウトで2つ伸ばし、1アンダーの71。首位は片岡大育(22=Kochi黒潮CC)、池田勇太(25=日清食品)ら6人が4アンダー、68で並んだ。

 最終9番。石川は6メートルのバーディーパットをねじ込むとガッツポーズをつくった。苦しみながらの71に「内容より結果の方が良かった。ラッキー」と笑顔を見せた。序盤からドライバーショットが乱れ、17番ではもう少しでOBという左のカート道近くにまで曲げてボギーを叩いた。1オーバーで迎えた18番でも第1打を右のラフに入れた。

 流れが変わったのはこの直後だった。残り155ヤードからの第2打はあわや池ポチャ。しかし、球は池を囲む石垣に当たって大きくはねてグリーン右横のラフまで到達。「(この一打は)でかいと思った。大ラッキー」。幸運なパーで気持ちを切り替えると、40分あったハーフターンの待ち時間で本来の姿を取り戻した。

 1ラウンドでフェアウエーキープ1度は自己ワーストタイ。だが、ショットを修正した後半は納得できる球筋となって34で回った。「初日の前半で今大会を台なしにしなくて良かった」と優勝争いへ意欲を見せた。

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2011年9月30日のニュース