吉田 モチベーションはカレリン超え「誰も成し遂げていない記録を」

[ 2011年9月16日 11:12 ]

レスリングの世界選手権女子55キロ級決勝で、トーニャ・バービーク(右)を攻める吉田沙保里

世界選手権第4日女子

(9月15日 イスタンブール)
 同じ五輪2連覇を成し遂げた競泳男子の北島康介(日本コカ・コーラ)や女子63キロ級の伊調は08年北京五輪後に競技を離れた時期があったが、吉田は休まずに世界選手権で白星を重ねてきた。モチベーションを維持できる秘密は3度の五輪と合わせ、12大会連続世界一の記録を持つ「人類最強」と呼ばれたカレリンを目標に掲げるからだ。

 吉田の世界選手権9連覇はカレリンに並ぶ記録。五輪と合わせると11大会連続の世界一で、来夏のロンドン五輪で日本女子初の五輪3連覇、さらに女子の世界選手権(来年9月・カナダ)で10連覇すると、“カレリン超え”を実現する。吉田にとっては特別な来年を控えて「誰もが成し遂げていない記録をつくりたい、というのが自分の中でも強い」と前人未到の記録達成に意欲十分だ。(共同)

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2011年9月16日のニュース