日本の10人入れ替えNZ怒らせた!?主将ら欠場

[ 2011年9月16日 06:00 ]

日本戦の試合会場に姿を見せた、ニュージーランドのマコウ主将(奥中央)ら

ラグビーW杯1次リーグA組

(9月16日 ハミルトン)
 ニュージーランドを怒らせた!?日本代表は16日に1次リーグ2戦目でニュージーランド代表と対戦する。両チームは15日、試合会場のハミルトン競技場で最終調整を行った。日本は初戦フランス戦から先発を10人入れ替えて臨むが、これに反発するようにニュージーランドは先発予定だったフランカー、マコウ主将とFBムリアイナがケガで欠場すると発表した。
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 異例のメンバー入れ替えだった。日本戦先発に入っていた99キャップのマコウ主将が左ふくらはぎ痛、98キャップのムリアイナが右太腿裏肉離れで欠場するとニュージーランド協会が発表した。ジョン・カーワン・ヘッドコーチは「来週のフランス戦のモチベーションを上げるということだろう」と冷静に受け止めたが、同国歴代キャップ1、2位の主力の出場回避について現地メディアは「日本がオールブラックスを怒らせたな」と分析した。

 日本は必勝を期すトンガとの第3戦をにらみ初戦から先発を10人入れ替え1・5軍で臨む。これが敬意を払っていないと見られ、ニュージーランドの怒りを買ったようなのだ。会見で「日本への報復でマコウらを外したのか」と聞かれた敵将ヘンリー監督は否定したが、いらだちを隠さなかった。

 ニュージーランドはSOカーターらも故障で欠場する。95年W杯ではフィッツパトリック主将らを外し控え組で日本と対戦し145―17と圧勝した。もともと控え組はモチベーションが高い。その上、今回は日本が相手の闘志に火をつけてしまった。カーワン・ヘッドコーチは「相手がそういう策で来るなら、それに合わせた戦いをするだけ」と涼しい顔だが、厳しい戦いになるのは間違いない。

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