大神いきなり6連続得点!隼ジャパン速攻連勝!

[ 2011年8月23日 06:00 ]

<日本・台湾>第1Q、シュートを放つ大神

 バスケットボール女子ロンドン五輪アジア予選兼アジア女子選手権第2日は22日、長崎県大村市体育文化センターで1次リーグを行い、世界ランキング15位の日本は同22位の台湾に81―54で快勝し、2連勝となった。日本は大神雄子(28=JX)を中心に速攻がよく決まった第1クオーターに27―10の大量リードを奪い、その後も間宮佑圭(21=JX)や高田真希(22=デンソー)の活躍で点差を詰めさせなかった。23日は強敵韓国と対戦する。

 大神、吉田の両ガードを起点にスピードあふれる攻撃で圧倒した。昨年の広州アジア大会の3位決定戦で苦戦した台湾。中国、韓国の2強以外で最も警戒していた相手を第1クオーターで27―10と引き離し、中川監督は「あれでリズムに乗れた」と満足げだった。

 大神がいきなり6連続得点を決めると、フォワードの石川らも積極的にシュートを狙ってゴール下に切り込んだ。「中に切れ込むことで反則をもらったり、空いた外(の選手)に展開できた」と中川監督。選手の動きが止まらず、流れるように攻め立てた。

 日本が10位だった昨年の世界選手権のデータを分析した代表の担当者によると、日本の攻撃の約23%を、3対2など数的優位での速攻が占めた。「ほかのチームは10~12%程度」という。激しい守備から速攻を繰り出した第1クオーターはその持ち味が存分に出た。

 大会前、選手の所属チームから届いたビデオメッセージを全員で見て、士気を高めた。「代表に入れなかった選手の思いも一緒に戦っている」と大神。勢いに乗り、きょう23日は韓国に挑む。

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2011年8月23日のニュース