JOC、被災地で「ミニ五輪」開催へ 3年間で約60回

[ 2011年8月9日 18:19 ]

震災復興支援で「ミニ五輪」の開催を発表する(右から)卓球の福原愛選手、陸上の塚原直貴選手、JOCの竹田恒和会長ら

 日本オリンピック委員会(JOC)は9日、東日本大震災の復興支援プロジェクトとして、被災地で五輪選手が地元の人々と交流する「ミニ五輪」を開催すると発表した。青森、岩手、宮城、福島、茨城の5県を対象に、3年間で約60回実施する予定。早ければ9月からスタートする。

 記者会見した竹田恒和会長は「子どもからお年寄りまで楽しめる運動会のような機会を提供したい」と構想を語った。五輪に倣った聖火リレーや開会式の入場行進を取り入れ、五輪選手によるスポーツ教室も開く。国際オリンピック委員会(IOC)の協力で、海外のトップ選手が参加する計画もあるという。

 同席した卓球の福原愛選手(ANA)は「五輪選手が集まって支援の輪を広げれば大きな力になる」と話し、陸上の塚原直貴選手(富士通)は「スポーツの力で東北に元気を少しでも与えたい」と意気込んだ。

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2011年8月9日のニュース