遼 米ツアーのシード獲りへ、10位以内がノルマ

[ 2011年8月9日 06:00 ]

15番、ティーグランド上でホールをじっと見つめる石川遼(右端はアダム・スコット)
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ブリヂストン招待最終日

(8月7日 米オハイオ州アクロン ファイアストーンCC=7400ヤード、パー70)
 石川は今週の全米プロで来季米ツアーのシード権獲得を目指す。米ツアー非会員の選手は、シーズン終了時に賞金ランク125位以内に相当する賞金額を稼ぐことができれば、翌年のシードが得られる。

 昨年の125位は約78万ドル(約6084万円)、一昨年は66万ドル(約5148万円)。石川は現在58万136ドル(約4525万円)で非会員を含めた賞金ランク125位につけている。シードの当確ランプをともすには残り20万ドル(約1560万円)が目安で、全米プロではトップ10入りがノルマになりそうだ。米ツアーの出場権を得るための予選会参加には消極的なだけに「来週も大きな試合なので、ぜひ全力でプレーしていきたい」と賞金でのシード権奪取に意欲を見せた。

 石川は今大会の活躍により、7日付の世界ランクで前週の50位から40位に浮上。また、今季の米ツアー特別シードも獲得した。これは非会員の選手が前年の賞金ランク150位に相当する金額を稼げばシーズン残り試合に無制限でスポンサー推薦を受けて出場できるというもので、昨季150位にあたる56万3729ドル(約4397万円)を上回った。ただし、全米プロ後は日本ツアーに専念する予定だ。

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