塚原 豪国籍の取得前提にロンドン五輪目指す

[ 2011年7月19日 15:35 ]

18日、キャンベラで行われた全豪体操選手権の個人総合で優勝した塚原直也(中央)

 体操男子のアテネ五輪団体総合金メダリストの塚原直也(34)がオーストラリア国籍取得を前提に、来年のロンドン五輪への出場を目指していることが19日、分かった。

 塚原は2009年からオーストラリアに体操留学。現時点で国籍取得の条件は満たしていないが、そのために必要となる永住権取得などの条件はクリアしている。塚原は「豪代表に将来なれたら、体操を通じて日豪両国の懸け橋のような存在になりたい」と話している。

 塚原は全豪選手権で09年から3年連続で個人総合で最高得点をマーク。オーストラリアでの実績は十分に積んでいる。

 塚原は1999年世界選手権個人総合2位。3大会連続で出場した04年アテネ五輪では、28年ぶりとなる日本男子の団体総合金メダル獲得に貢献。76年のモントリオール五輪の鉄棒で金メダルを獲得するなど体操で一時代を築いた父の光男氏と日本初の親子金メダリストになった。母の千恵子さんも体操の元五輪代表。08年の北京五輪では代表入りを逃し、ロンドン五輪に出場すれば4度目となる。(共同)

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2011年7月19日のニュース