藍、V逸6位も「収穫」シーズン後半へ前向き

[ 2011年7月12日 06:00 ]

最終ラウンド、14番でティーショットを放つ宮里藍

USLPGAツアー第66回全米女子オープン最終日

(7月11日 米コロラド州コロラドスプリングズ ブロードモアGCイーストC=7047ヤード、パー71)
 宮里藍は2年前とは違った手応えを感じていた。09年と同じ大会自己最高位タイの6位。一番欲しい全米女子オープンのタイトルには今年も手が届かなかった。それでも「収穫の多い1週間だった。勝てなかったのは残念だけど、最後まで集中できた。今回はメジャー優勝に現実味をもてた」と前向きに振り返った。

 2位で迎えた決勝ラウンドは、好調だったパットが乱れた。第3ラウンドでは3パットが4回で合計35パット。「重かった練習グリーンのイメージが残っていたけど、コースは思いのほか速かった」。フェアウエーキープ率は100%ながら、難しいピン位置もあってショットがピンに絡まず、タッチの合わないパットでスコアを落とした。

 「全米女子オープンで初めての最終組は、おなかが痛くなるぐらいのプレッシャーがあった。やっぱりパットのミスが多かったのが悔やまれる」

 2打差の6位で迎えた最終ラウンドも流れに乗れず、11番からは強風にあおられて3連続ボギー。ここで日没サスペンデッドとなったが、ホールアウトしていたソ・ヒキョンとはすでに6打差。最終日を待たずして優勝は絶望的となった。

 日を替えての5ホールは1つスコアを伸ばしてホールアウト。「今季初めてトップ10に入れたのでよかった。これで弾みがつけばいい」。あと少しで届いたはず。その悔しさをのみこんでシーズン後半の反攻を見据えた。

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2011年7月12日のニュース