世界陸上代表に福島ら50人「強者を集結」

[ 2011年7月12日 06:00 ]

陸上の世界選手権代表に選ばれた(左から)村上幸史、福島千里、金丸祐三、高平慎士

 日本陸連は11日、神戸市内で理事会を開き、世界選手権(来月27日開幕、韓国・大邱)代表に女子短距離の福島千里(23=北海道ハイテクAC)らを選出し、記者会見を行った。

 メンバーは既に発表済みのマラソン、競歩代表を含めて男女50人で、09年ベルリン大会の57人から減少。高野進強化委員長は「強者を集結させた。前回(メダル2、入賞5)を下回らないのが目標。女子マラソン、男子のやり投げ、ハンマー投げはメダルの可能性がある」と話した。

 ≪福島、手応え十分≫女子短距離陣でただ一人の個人種目出場となった福島は「決まってうれしいというより、どう戦うかという気持ち」と本番に向けて表情を引き締めた。それでも、春先にけいれんを起こした左ふくらはぎの不安がなくなり「練習でもいい感覚が増えてきている」と手応えは十分だ。世界選手権までに出場する大会は31日の南部記念(函館)のみで、強化練習に時間を割く方針。09年ベルリンの100メートルでは日本女子で初めて世界選手権の2次予選に進出したが「前回よりもいい成績を出したい」とさらなる飛躍を誓った。

続きを表示

2011年7月12日のニュース