2年ぶり代表戦…錦織 粘りの勝利で日本1勝1敗

[ 2011年7月9日 06:00 ]

シングルスで相手選手が棄権し、観客の声援に応える錦織圭

 テニスのデ杯アジア・オセアニアゾーン1部2回戦、日本―ウズベキスタン第1日は8日、兵庫・三木市のブルボンビーンズドームでシングルス2試合を行い、日本は錦織圭(21=ソニー)が勝ったが、伊藤竜馬(23=北日本物産)は敗れて1勝1敗だった。世界ランキング50位の錦織は同294位のファリヒ・ドゥストフを6―7、6―3、6―1とリードしたところで相手が体調不良で棄権した。伊藤はデニス・イストミンに4―6、4―6、4―6で敗れた。

 湿度80%を計測した空調設備のない屋内コートで、錦織が粘り強さを発揮した。セットカウント2―1としたところで、相手が背中の痛みなどを訴えて棄権。2年ぶりの代表戦でエースの役割を果たし「息をするのも大変だったが、日の丸を背負って戦うのは楽しかった」と喜んだ。1メートル96のドゥストフのサーブに苦しみ第1セットを落としたが、第2セットの第5ゲームをブレークして形勢逆転。イストミンとのエース対決に向け「残り2日も大丈夫」と力強かった。

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2011年7月9日のニュース