悪夢のフライング判定…江里口、無念の2位

[ 2011年7月9日 06:00 ]

男子100M決勝 1回目のスタートがフライングと判定され不満げな江里口匡史(左)

アジア陸上選手権第2日

(7月8日 神戸ユニバー記念競技場)
 男子100メートル決勝で江里口匡史(22=大阪ガス)は10秒28で2位に終わった。一度はフライング失格を言い渡され、動揺。優勝か参加標準記録(10秒25)突破なら世界選手権(来月27日開幕、韓国・大邱(テグ))の個人種目出場が決まっていたが、これに失敗したことで、28年ぶりに男子100メートルの出場者が不在となる可能性が出てきた。

 「体調は凄く良かった」という江里口が“悪夢”に泣いた。100メートル決勝でフライングの判定。機械の誤作動と判断されたため、再スタートを許された。しかし、動揺からか体がぶれ、2位に終わった。「フライングをしたことがないので“なんで?”という思いだった。結果を残せなかったことは情けないし、ふがいない」。国際陸連は来月6日までの記録を認めるが、日本陸連は今大会を最終選考会と位置づけており、個人種目での世界選手権出場を逃す可能性もある。

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2011年7月9日のニュース