選抜高校テニスの開会式 東北のチームが元気な姿

[ 2011年3月20日 20:24 ]

 中止が相次ぐ全国選抜高校大会の中で実施されるテニスの開会式が20日、福岡市の博多の森テニス競技場で行われ、東日本大震災の影響を受けた東北地方からは男女計5チームが元気な姿を見せた。参加者は簡略化された式に喪章をつけて臨み、冒頭で犠牲者に黙とうをささげた。

 男子の東陵(宮城)と女子の日大東北(福島)は不参加となり、男子の福島東は原発事故の影響で市から自宅待機を命じられ、福岡に来るまで練習ができなかったという。荒川皓哉主将は「すごく複雑だが、自分たちで勝ち取った全国大会。できる限りのことをやりたい」と気丈に話した。

 競技は21日から始まるが個人戦は取りやめて団体戦のみ実施し、日程も1日短縮された。

続きを表示

2011年3月20日のニュース