学生横綱・明月院秀政「夏場所はやってほしい」

[ 2011年3月6日 06:00 ]

検査を終えて笑顔で取材に応じる学生横綱の明月院秀政。で幕下付出デビュー予定

 日本相撲協会は5日、東京・両国国技館で新弟子検査を実施し、中止となった春場所で初土俵を踏む予定だった36人(第2検査6人含む)が受検した。

 デビューが決まっていない中の受検だったが、昨年の学生横綱で幕下付け出しの資格を得ている明月院秀政(九重)は「いつまでも気にしていてもしようがない。夏場所はやってほしい」ときっぱり。また検査史上2番目に重い215キロをマークした後藤謙太(時津風)は「相撲をやるなら社会人よりプロ。早く土俵に上がりたい」と前を向いた。

 「就職場所」と呼ばれる春場所前の検査としては、義務教育修了が受検資格として定着した73年以降では最少の受検者数。それでも、貴乃花審判部長(本紙評論家、元横綱)は「こういう時期に決意がないと入門しない。地道にやっていけば必ず(受検者が)100人になる時が来る」と話した。

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2011年3月6日のニュース