理事長が春場所中止を謝罪…大阪後援者との意見交換会

[ 2011年3月1日 20:34 ]

 八百長問題に揺れる日本相撲協会の放駒理事長(元大関魁傑)ら幹部は1日、大阪市内のホテルで、大阪地区の有力後援者の維持員約100人と意見交換会を行った。

 八百長問題で13日から大阪で開催予定だった春場所の中止について、放駒理事長が「昨年の野球賭博に続き、このような問題を起こし、申し訳ございません」と謝罪。出羽海全国維持員会長(元関脇鷲羽山)が問題の経緯や、維持員で構成する「東西会」の会員に1人22万円の寄付金を返還することを説明した。

 出席者によると、質疑応答で維持員から「もっとしっかりしろ」など激しい意見も出た。

 放駒理事長は「あらためて早く問題を解決し、一日でも早く場所を開きたいという思いになった」と述べ、東西会の岡本昭会長は「場所中止は残念だが、協会がうみを出し切ったときには温かく迎えたい」と話した。

 例年の集いと異なり、横綱や大関陣らを招いたパーティーを自粛した。)

 ▼放駒理事長(元大関魁傑)の話 多くの方が大阪場所を楽しみにしてくれていたので本当に申し訳ない。相撲をしっかり守っていってくれという励ましが多かった。問題の解決のために、やるべきことをきちんとやっていく。

 ▼岡本昭・東西会会長の話 1年間準備してきたのに突然中止になって、ただただ残念。仕切り直した際には、これまで以上の援助は惜しまない。

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2011年3月1日のニュース