琴光喜が出廷「ばらされるのが恐怖だった」

[ 2011年3月1日 06:00 ]

 大相撲の野球賭博事件で、元大関・琴光喜(34)から現金を脅し取るなどしたとして、恐喝などの罪に問われた元力士・古市満朝被告(38)の公判が28日、東京地裁(登石郁朗裁判長)であり、琴光喜本人が検察側証人として出廷した。

 琴光喜は現金を渡した理由や現在の心境について「野球賭博をマスコミにばらされることが恐怖だった。相撲協会を解雇されると思った。(事件を)早く忘れたい」と語った。

 法廷では傍聴席、被告人席との間についたてが設けられた。琴光喜は、自分の名前で元大嶽親方(元関脇・貴闘力)の賭け分も申し込んでいたとされ、地裁は同日、元大嶽親方を弁護側証人に採用することを決定した。

 なお、この日は琴光喜に対する恐喝未遂などの罪に問われた指定暴力団山口組系組幹部安田善彦被告(46)に懲役3年4月(求刑懲役4年)の判決が言い渡された。

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2011年3月1日のニュース