清瀬海が竹縄親方にメール消去依頼 

[ 2011年2月3日 21:19 ]

大相撲八百長疑惑

 大相撲の八百長疑惑で、十両の清瀬海関が昨年6月、竹縄親方(元幕内春日錦)に、過去にやりとりしたメールを消去するよう依頼していたことが3日、捜査関係者への取材で分かった。

 捜査関係者によると、消去依頼のメールが送信されたのは、野球賭博をめぐる恐喝事件で元力士古市満朝被告(38)が警視庁に逮捕された昨年6月24日。やりとりが記されたメールは実際に消去されており、勝ち星を売買する八百長を隠そうとした可能性があるという。

 清瀬海関と竹縄親方は昨年5月場所で、「立ち合いは強く当たって流れでお願いします」「場所後に70万の支払いがあるから、それの精算が終わったら連絡するね」などと、具体的な取組内容や、金銭の授受をうかがわせるやりとりをしていたことが分かっている。

 警視庁は昨年7月、野球賭博事件で相撲部屋などを一斉捜索して力士らの携帯電話を押収。消去されたデータを復元した。

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2011年2月3日のニュース