大相撲の取組も賭けの対象?野球賭博容疑者がメール

[ 2011年2月3日 10:14 ]

大相撲八百長疑惑

 大相撲の野球賭博事件で、警視庁に賭博開帳図利ほう助の疑いで逮捕された元幕下山本俊作容疑者(35)が、大相撲の取組を賭けの対象にしていたことをうかがわせるメールを、客の力士らと送受信していたことが3日、捜査関係者への取材で分かった。八百長疑惑に関連する取組は含まれていなかった。

 警視庁組織犯罪対策3課は、メールの内容などを精査して立件の可否を検討する。

 捜査関係者によると、山本容疑者は、指定暴力団山口組弘道会系組長(死亡)の勧めで2006年に胴元を引き受け、元大関琴光喜関ら10人以上が野球賭博の客だったとみられている。

 山本容疑者は、弱いチームに加点して面白みを高める「ハンディ表」を組長側から携帯電話のメールで入手。客に転送して予想や賭け金を受け付けていた。

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2011年2月3日のニュース