最後の朝日駅伝 九電工が逃げ切りV

[ 2011年1月10日 17:38 ]

 1950年に始まり、今年で幕を閉じる陸上男子の朝日駅伝は10日、福岡市と北九州市を結ぶ7区間、99・9キロで争われ、九電工が4時間50分58秒で5年ぶり3度目の優勝を果たした。1区から首位に立った九電工は3区を終えて2位に4秒差と迫られたが、4区で2009年世界選手権マラソン代表の前田和浩が区間賞の走りで引き離し、その後もトップを譲ることなく逃げ切った。2位は50秒差で安川電機、3位は旭化成が入り、九州勢が3位までを独占した。

 今大会が最終レースとなった朝日駅伝を制したのは地元の九電工だった。綾部監督は「(地元の人たちの)応援のおかげで優勝できた」と感謝の言葉を述べた。
 全区間で首位を守ったレースでは4区を任された前田が際立った。同監督が「エースの走りをやってくれた」と称賛する力走で2位との差を広げた。元日の全日本実業団対抗駅伝では思い通りの走りができなかった29歳は「正月の分を取り返したかった。今日で自信が持てた」と納得の表情を見せた。

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2011年1月10日のニュース