男子代表合宿 穴井、上川らが組み手中心に練習

[ 2011年1月8日 17:36 ]

 柔道の日本男子代表が8日、東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンターでことし最初の強化合宿を公開し、昨年の世界選手権を制した100キロ級の穴井隆将(天理大職)らが実戦さながらの乱取りなどで約2時間練習した。

 合宿はこの日からスタート。穴井は「ことしは全日本選手権の王座奪回と世界選手権2連覇が目標です」と宣言した。

 穴井とともに世界ランキング上位者で争うマスターズ大会(15、16日・バクー=アゼルバイジャン)に出場するベテランの鈴木桂治(国士舘大教)は「ことしのテーマは崖っぷち。かなりの危機感をもっている」と厳しい表情。腰痛で昨年9月の世界選手権を最後に実戦から遠ざかっていたが「もう大丈夫。やるしかない」と再起を誓った。

 篠原信一監督は8月の世界選手権(パリ)代表2選手が来年のロンドン五輪代表選考の軸になる考えを示し「昨年以上に気合を入れ、厳しくやっていく」と話した。

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2011年1月8日のニュース