48キロ級・浅見 最激戦区で“下剋上”果たす!

[ 2010年5月5日 06:00 ]

柔道の世界選手権へ向け、意気込みを語る女子48キロ級の浅見八瑠奈

 柔道の世界選手権(9月、東京)代表が参加した女子の全日本合宿が都内で公開された。今大会は各階級2人ずつ出場するため初出場が7選手。48キロ級で初の大舞台に臨む浅見八瑠奈(22=山梨学院大)は、昨年の世界選手権女王・福見友子(24=了徳寺学園職)とともに出場するが「優勝しないと(12年)ロンドン五輪につながらないと思う」とV宣言した。

 同級は休養中の谷亮子(34=トヨタ自動車)や実力者の山岸絵美(23=三井住友海上)もいる国内最激戦区だが、浅見は今年1月のマスターズ(韓国)で福見と山岸に勝ち、優勝した実績がある。来春、名門コマツ入りが決まっているホープは“下克上”のチャンスを狙う。
 
 ≪五輪連覇の内柴、谷本も“参加”≫合宿には北京五輪で連覇を達成した男子66キロ級の内柴、女子63キロ級の谷本も顔を出した。今春から指導している九州看護福祉大の学生を引き連れ参加した内柴は「内容のつまった稽古で(指導者として)勉強させてもらってる」と神妙な顔つき。一方、今春から所属先のコマツでコーチ兼任となった谷本は、栄養士の資格取得のため専門学校にも入学。それでも「(五輪)3連覇に挑戦できるのは私たちしかいない、と内柴先輩と話したんです」と現役続行に含みを持たせた。

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2010年5月5日のニュース