貴乃花派が初の連合げいこ「破門のマイナス面何もない」

[ 2010年5月5日 16:11 ]

「貴乃花派」の連合げいこを見詰める貴乃花親方(左端)、間垣親方(右端)ら

 2月の日本相撲協会理事選挙に立候補した際、二所ノ関一門から離脱した貴乃花親方(元横綱)に追随して無所属となった親方7人による「貴乃花派」が5日、東京都墨田区の間垣部屋で初の連合げいこを行い、幕内の若荒雄関(阿武松部屋)ら30人を超える力士が激しい申し合いを展開した。

 間垣親方(元横綱2代目若乃花)、阿武松親方(元関脇益荒雄)と上がり座敷の最前列に座った貴乃花親方は「相手に食らい付いていけ」などと大きな声で指導し、けいこ場は早朝から緊張感に包まれた。同親方は「活気があった。われわれは相撲界に育てていただいたので、弟子を育てないといけない。そういう全員の意思統一を確認し合った」と力強く話した。
 時津風一門ながら、阿武松親方と現役時代から親交が深い錣山(しころやま)親方(元関脇寺尾)も参加。「うちの若い衆のいい経験になればと純粋に思ったから来ただけ。深い意味はない」と説明した。貴乃花派で最年長の間垣親方は「一生懸命に勉強している」と貴乃花親方を評価した上で、「今は破門された身だが、何のマイナス面もない」と結束の固さを強調した。

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2010年5月5日のニュース