丸山14年ぶりの“珍記録”つき2勝目

[ 2009年9月28日 06:00 ]

<パナソニック・オープン>丸山大輔は優勝を果たし笑顔で高橋キャディー(左)と抱き合う

 男子ゴルフツアーのパナソニック・オープン最終日は27日、京都府城陽市の城陽カントリー倶楽部(7064ヤード、パー71)で行われ、4打差の単独首位から出た丸山大輔(38=アイテック)が2005年のフジサンケイクラシック以来、4年ぶりのツアー通算2勝目を挙げた。最終日にバーディーなしの苦しいラウンドながら74で回り、通算8アンダーで逃げ切った。最終日バーディーなしでの優勝は記録が残っている85年以降では、95年の東海クラシックの河村雅之以来2人目。ホストプロの石川遼(18=パナソニック)は、72で通算2オーバーの16位で終えた。

【最終R


 耐えるゴルフをひたすら貫いて、丸山大が4年ぶりの優勝をもぎ取った。難コースに苦しみバーディーなしの3ボギーとスコアを落としたが、スタート時の4打差をキープして逃げ切り。最終日にバーディーなしで優勝するのは、95年の東海クラシックで河村雅之が記録して以来14年ぶり2人目という珍記録となった。
 「この4年間、もう勝てないんじゃないかと思うこともあった。優勝の味をすっかり忘れていたので、ツアー2勝目ができて本当にうれしい」
 2年間の米ツアー参戦を経て、昨年から日本ツアーに復帰。復活優勝を誓った今季だったが、序盤は5試合で予選落ち。「だらだらしていた自分への反省」から都内のジムに通い本格的な体づくりに着手した。ジムで出会ったアルペンスキーの皆川賢太郎(32)に刺激を受け、週1回3時間の筋トレで体脂肪率は18%から15%に減少。今回の優勝につながった。
 賞金ランクは7位まで浮上。前週優勝した谷口徹は打倒・石川遼を公言したが、丸山大は「僕はそんな大きいことは言えませんが、また優勝したい」と、今季2勝目を視野に入れていた。

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2009年9月28日のニュース