「ちゅ～る」製造元が声明　使用の紅こうじ、小林製薬供給原料と「一切関係ない」　不安の声に「お詫び」

いなばペットフード公式サイトから
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　いなばペットフードは27日までに公式サイトを更新。小林製薬が製造した「紅こうじ」のサプリメントを摂取した人の健康被害が相次いでいる問題で、自社商品の使用する紅こうじ色素は「関係がない」と発表した。

　同社はペットフードを製造しており、猫用のペースト状おやつ「CIAO　ちゅ～る」などが知られている。

　「ちゅ～る」など一部商品の原材料に紅こうじ色素が含まれていることから、ネット上では「しっかり消費者に教えて欲しい」「いなばに問い合わせた」「ちゅーる好きだから食べさせてあげたいのに、なんか躊躇しちゃう」などと不安の声が上がっていた。

　同社はサイトで「この度、小林製薬株式会社販売の紅麹を含む健康商品が腎疾患等を生じさせる可能性が明らかとなりそのため同社が回収に至った、との報道がありましたが、現状、弊社使用の紅麹色素につきましては、小林製薬株式会社が供給している関連原料と一切の関係はございません。この度、関係各位様に大変ご心配をお掛けしましたことを心よりお詫び申し上げます」と記載した。

　小林製薬は今月22日に22日、公式サイトで、同社が販売する機能性表示食品「紅麹コレステヘルプ」を摂取した人に健康被害が発生したとし、商品の自主回収を発表した。

　また、健康被害の恐れがある米こうじの一種「紅こうじ」について、子会社を通じ、飲料や食品メーカー、卸売業者など計52社に供給していたことを明らかにした。商品自主回収の動きは宝酒造の日本酒、紀文食品のイカの塩辛、ZERO　PLUSのせんべい、豆福の豆菓子、竹屋のみそなどにも広がっており、今後、被害規模や自主回収の動きがさらに拡大する可能性もある。