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自民“口移しでチップ”不適切会合…青年局が正式謝罪「品位に欠ける振舞い…国民の皆さまの信頼を損ねた」

[ 2024年3月12日 10:56 ]

 自民党青年局は12日、公式SNSを通じ、同党和歌山県連が主催した“不適切会合”について謝罪した。

 会合は昨年11月、自民党和歌山県連が主催し、国会議員や近畿ブロックの地方議員ら計30~40人を集めて和歌山市のホテルで開かれた。露出の多い衣装の女性ダンサーを5人招き、ダンサーに口移しでチップを渡す参加者もいたという。この“不適切会合”を企画した川畑哲哉・和歌山県議は、ダンサーを招いた理由について「多様性の重要性を問題提起しようと思った」と話したが、騒動を受けインスタを非公開に。その場にいた青年局の藤原崇局長(衆院岩手3区)と中曽根康隆局長代理(群馬1区)はいずれも役職を辞任した。

 同党青年局は「青年局ブロック会議をめぐる事案について」のお知らせを掲載。「昨年11月の自民党青年局近畿ブロック会議後の有志による懇親会において、会の趣旨にそぐわない極めて不適切な内容の余興が開催県連青年局により企画され、実施されましたことは誠に遺憾であり、深くお詫び申し上げます。また、一部の参加者に品位に欠ける振舞いがあったものと承知しており、この点につきましても、心よりお詫びを申し上げます」と謝罪した。

 「当日、青年局長及び青年局長代理をはじめ来場者は演目が開始されるまで、余の内容を全く知らされておりませんでした」と説明したが、「また、演目終了後に注意したものの、結果として余興の実施を許してしまったことは、国民の皆さまの信頼を損ねるものであったと認識しております」と反省。また、懇親会の費用については「参加者からの会費と県連の経費でまかなわれており、党本部からの助成金は一切使われていないと和歌山県連より報告を受けております」と主張。「このような事態の発生を猛省し、以後、同様のことが起こらないよう、事前に県連役員等で確認すること等により、再発防止を徹底する所存です」とした。

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