×

Sランス伊東純也 アジア杯から“復帰初戦”でフル出場も…得点絡めずリーグ戦2連敗

[ 2024年2月12日 00:51 ]

フランス1部第21節   S・ランスーロリアン ( 2024年2月11日 )

ロリアン戦でプレーするS・ランスの伊東
Photo By 共同

 性加害疑惑が報じられたスタッド・ランスの日本代表MF伊東純也(30)が11日、アウェーでのロリアン戦に先発出場。アジア杯参加により約2カ月ぶりのリーグ戦でフル出場するも、ゴールに絡む事は出来ず。チームも0―2の零敗で2連敗を喫した。

 伊東は同僚のMF中村敬斗とともに日本代表としてアジア杯出場のためチームを離脱。1次リーグ3試合に出場したが、性加害疑惑が報じられたため決勝トーナメント1回戦バーレーン戦ではベンチ入りするも出番なし。その後、日本サッカー協会から大会中に代表を離脱することが発表された。

 それでもS・ランスには6日の練習から復帰。チームは疑惑発覚後も「人間的な資質や振る舞いに疑問を呈したことはない。現時点でクラブは選手を支えていく」と声明。スティル監督は会見で「サッカー外で起こっていることが何であれ、プレーする準備が整っている選手が出場できると感じているならば起用は可能。とても優れた選手で我々はそこに集中していく」と話しており、その言葉通り同じく日本代表から復帰したMF中村と2人揃ってスタメン起用された。

 試合は前半14分、伊東のスルーパスから右サイドを駆け上がったDFフォケがクロス。これをファーサイドにいた中村がワンタッチから素早くシュートを狙うも、惜しくもゴールライン目前で相手選手にクリアされてしまった。0―0のまま迎えた後半5分には、右コーナーキックのチャンスからカウンターを浴びるも、伊東が猛スピードで守備に戻って相手のスルーパスをカット。直後に主将のDFアブデルハミドが伊東とハイタッチを交わし、好プレーを称える場面があった。

 しかし、後半25分に失点。自陣左サイドからのクロスをFWバンバに頭で決められ先制ゴールを許した。ここでスティル監督が動き、中村を下げてMFカドラを投入。中村は後半26分までのプレーとなった。

 伊東はフル出場を果たすもゴールに絡めないまま試合終了。チームは後半42分にも失点するなどリーグ戦2連敗。1月22日のフランス杯ソショー戦(●2―2 PK4―5)から公式戦4試合連続白星なしとなった。

続きを表示

この記事のフォト

「サッカーコラム」特集記事

「日本代表(侍ブルー)」特集記事

2024年2月11日のニュース