×

森保監督 鈴木と上田が交錯しOG「両者とも積極的にボールから逃げずに行ったところの失点」4戦6失点も

[ 2024年1月31日 22:57 ]

アジア杯決勝トーナメント1回戦   日本3―1バーレーン ( 2024年1月31日    カタール・ドーハ )

<バーレーン・日本>後半、指示を出す森保監督(中央)(撮影・西海健太郎)
Photo By スポニチ

 カタールで開催中のサッカー・アジア杯は31日、決勝トーナメント1回戦が行われ、1次リーグD組2位通過となった日本代表(世界ランク17位)がE組1位のバーレーン代表(同86位)に3―1で勝利。決勝T初戦突破は2大会連続7度目となり、8強進出を決めた。2月3日の準々決勝ではイラン-シリア戦の勝者と対戦することになった。

 9大会連続の8強進出を決めた森保監督は試合後「スタートから簡単に崩せる相手じゃないと思っていたところ、選手たちがアグレッシブさと我慢強さを持ち合わせて相手の強固な守備を崩してくれた。3得点は選手たちのことを評価したいと思う」と語った。

 4試合で6失点という結果には「全体的に言えば、守備も改善できている。セットプレーからの失点でしたけど、そこはお互いコミュニケーションのところがあったりするが、両者とも積極的にボールから逃げずに行ったところの失点。コミュニケーションを取って、積極的なパワーを守備の部分でもよりパーフェクトにできるようにしていければと思う」と前を向いた。

 そして、旗手のケガの状況については「私もまだよく分かっていない。ドクターからの診断は、これから聞きたいと思っている。ケガ人が出るのは本人にとってもチームにとっても痛いが、誰が出ても試合の流れを崩さずに勝っていくのは、今日の試合でも自信になった」と自身の考えを語った指揮官。中2日での次戦へ「我々が勝つためにまずは目の前の一戦にベストを尽くすと言うこと、準備の段階から最善の準備をしたい」と言葉に力を込めた。

 試合は、日本がボールを支配すると前半31分に待望の先制点。DF毎熊の強烈なミドルシュートがポストに当たったこぼれ球をMF堂安が詰め、左足でゴールネットを揺らした。

 1―0で迎えた後半開始早々には久保が混戦から左足を振り抜き今大会初ゴール。しかし、その15分後、自陣ゴール前に上がったGK鈴木のクロスボールの処理が甘くなり、再度ジャンプでボールをつかもうとした時に頭でクリアしようとした上田と交錯。ボールは無情にもゴールネットに吸い込まれた。

 嫌なムードが少し流れる中で迎えた後半23分。1点差に詰め寄られた森保監督が動く。久保と中村に代えて南野と三笘を投入した。三笘が今大会初出場でピッチに入ると、嫌なムードが一変。そして、その4分後となる後半27分に上田が右足を振り抜きこの試合3点目、自身今大会4発目となる大きな大きなゴールを決めた。試合は2点リードのまま終了。9大会連続のベスト8進出を決めた。

続きを表示

この記事のフォト

「サッカーコラム」特集記事

「日本代表(侍ブルー)」特集記事

2024年1月31日のニュース