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新潟・宮本 初J1開幕スタメン奪取だ「技術面でより磨きを」

[ 2024年1月20日 04:30 ]

正確なプレーで開幕スタメンを目指す宮本  (アルビレックス新潟提供)
Photo By 提供写真

 J2いわきから完全移籍で加入のMF宮本英治(25)は、今季初のJ1に挑む。沖縄・比屋根(ひやごん)キャンプでは、よりシビアな位置取りやミスの少ない確実なプレーの習得にチャレンジしている。

 「やってやる」という高いモチベーションとは裏腹に、体は思うように動かない。初のJ1でのキャンプに「気持ちと体のギャップがあって…。きついです」。強度の高いトレーニングに必死に食らいついている。

 それでも「新潟のサッカーはボール回しからテンポがいいし、判断や球離れの速さとかクオリティーが高い。やっていて凄く楽しい」と目を輝かせる。実戦練習でも、物おじせず「ゴメスさん(堀米)のことを“ゴメ、ゴメ”って呼んだりしている。年上の選手が声をかけてくれたりスムーズにコミュニケーションが取れています」と早くもチームになじんでいる様子だ。

 21年に当時JFLだったいわき入り。3年間でJ3、J2と毎年ステップアップし、4年目で憧れのJ1の舞台への扉を開けた。「J1でプレーすることが小さい頃からの憧れだった。こうしてここまでこられたのは本当に運が良かった。うまくいき過ぎている」と謙遜するが着実に努力を重ねたからこそだ。

 キャンプの自身のテーマは「ボランチとして技術面でより磨きをかけたい」。練習では島田、星、秋山のボランチ陣のプレーから刺激を受けている。「みんなボールの持ち方やポジショニングを無意識にやれている。ワンタッチの技術も正確。そういう部分は吸収したい」。特に星のプレーには「雄次さんのプレーは2つ先くらい次元が違う。ミスも少ないし安定感がある。真ん中の選手がミスが多いとゲームが崩れるのでミスを減らしたい」と技術の向上に励む。

 「練習で松橋監督が選手たちに“シビアなポジションを取れ”と言っているので“安パイ”なプレーじゃなくプレッシャーを怖がらず、技術を発揮することにトライしていきたい」。武器であるボール奪取に加え、ミスの少ないプレーで目標の開幕スタメンの座を勝ち取るつもりだ。

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