×

綺世 日本代表4人目、W杯予選開幕から2戦連発狙う!21日シリア戦

[ 2023年11月20日 04:50 ]

練習に汗を流す上田(中)ら(撮影・西海健太郎)
Photo By スポニチ

 26年W杯アジア2次予選の21日シリア戦に向け、日本代表は18日、サウジアラビア・ジッダ市内のピッチで練習を開始した。17日に現地入りした23人全員が元気な姿を見せた。16日のミャンマー戦でハットトリックを達成したFW上田綺世(25=フェイエノールト)は、94年米国大会1次予選の三浦知良ら過去3人しか決めていないW杯予選開幕2戦連続ゴールを狙う。

 この日の試合開始時刻と同じ午後5時45分の気温は31・8度。半袖の選手もいる中、上田は暑さに慣れるため長袖でトレーニングした。「間違いなく日本よりは暑いですね。対応していかないといけない」。湿度は48%と高くないが、あえて汗を出すなど暑熱対策に余念がなかった。

 日本代表では過去3人しか記録していない偉業に挑む。W杯予選で開幕から2戦連発をマークしたのは原博実、三浦知良、南野拓実だけ。ミャンマー戦でハットトリックを成し遂げ、MF堂安と2人だけの“有資格者”は冷静に勝利だけを見据えた。

 「与えられた時間の中で、自分の仕事をするだけ。どのくらい自分が任せられるか分からないですけど、その時間の中で最大限プレーできたら」

 中東の地では実績がある。A代表では22年W杯カタール大会1次リーグのコスタリカ戦の前半に出場したのみだが、法大2年時にDF中山、MF久保らとU―21代表として出場した18年11月のドバイ杯U―23・クウェート戦(UAE)ではハットトリック。計3戦4発の活躍で大会MVPと得点王の2冠に輝いた。

 「勝つためのそれぞれの役割があって、FWは点を取ること、というだけ。ハットトリックよりも、勝つことが僕の中では重要」と、個人記録に固執することはない。ミャンマー戦から最大で9人程度の入れ替えが想定されベンチスタートが有力だが、勝利だけを追求した先に、4人目として名前が刻まれる。

 ≪南野は7戦目まで連続≫W杯アジア予選で開幕から連続得点は過去3人が達成している。86年メキシコ大会1次予選で原博実が2試合、94年米国大会1次予選で三浦知良が3試合、前回カタール大会2次予選の南野は全8試合のうち7試合目まで連続得点した。

続きを表示

この記事のフォト

「サッカーコラム」特集記事

「日本代表(侍ブルー)」特集記事

2023年11月20日のニュース