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磐田の18歳・後藤啓介 ベルギーの名門アンデルレヒトがオファー チェルシーなども興味

[ 2023年8月17日 03:00 ]

後藤啓介
Photo By スポニチ

 ベルギー1部の名門アンデルレヒトが、J2磐田に所属する日本サッカー界期待の大型FW後藤啓介(18)の獲得に動いていることが16日までに分かった。複数の関係者によれば、アンデルレヒトの優秀なスカウト陣が後藤の能力と将来性を高く評価。磐田に対して既に今夏での獲得オファーを出したという。

 1メートル91の長身を誇る後藤は、高さはもちろん、足元の技術、動き出しの速さなど、巧妙さも武器とする万能型ストライカー。高校3年生ながらトップ昇格した今季は、17歳と260日で迎えた岡山との開幕戦でいきなり2得点。クラブ最年少得点記録を更新するなど、早くも怪物ぶりを発揮している。

 そんな後藤には、早くから欧州の複数クラブが注目。既にプレミアリーグの名門チェルシーをはじめ、ウェストハム、オランダ1部のアヤックス、フェイエノールト、スペイン1部セビリアなどが獲得に興味を示していると報じられている。その中で、ベルギー史上最多のリーグ優勝34回を誇る名門が獲得に向けていち早く、本格的に動き出した格好だ。

 関係者によれば、今後も他の欧州クラブから正式オファーが届く可能性は高いようで、日本の若き大砲の動向から目が離せない。

 《17歳と260日でのゴールはクラブ最年少》
 ◇後藤 啓介(ごとう・けいすけ)2005年(平17)6月3日生まれ、静岡県出身の18歳。磐田の下部組織出身で、2種登録された22年7月に東京Vとの天皇杯4回戦でトップチームデビュー。今季から正式にトップ昇格し、2月18日の岡山とのJ2開幕戦で2得点。元日本代表FW高原直泰のクラブ最年少記録(18歳290日)を25年ぶりに更新した。日本代表はU―15から各年代で選出。1メートル91、70キロ。利き足は右。

 ▽アンデルレヒト 本拠地はベルギーの首都ブリュッセルで創設は1908年。歴代最多のリーグ優勝34回、2度のUEFAスーパー杯制覇、UEFA杯(現欧州リーグ)優勝1回を誇る。ベルギー代表FWルカクらを輩出し、日本人は18~19年に森岡亮太(現シャルルロワ)が所属。監督はデンマーク出身のブライアン・リーマー氏(44)。チームカラーは紫と白。ホームスタジアムはコンスタン・バンデン・ストックスタディオン(約2万8000人収容)。

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