新潟・松田　今季初連勝へ貢献アピール　前節広島戦で「一番手応え」

2戦連続出場に意欲を燃やす松田
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　J1新潟は7日にホームで神戸と対戦する。前節の広島戦で8試合ぶりに出場したMF松田詠太郎（22）は、MF三戸の先制ゴールをアシストするなど持ち味を発揮。神戸戦も果敢に攻撃を仕掛けて、今季初の連勝に導く。

　前節の広島戦で自信を取り戻した。「出番が回ってきて、得点にも絡めた。今季、自分の中で一番手応えがあった試合だった」と振り返った。だが、すぐに「もう過去の試合。1試合いいプレーをしただけで満足していてはダメ」と神戸戦への連続出場を目指し猛アピールを続けている。

　リーグ戦は5月3日の横浜FC戦（●0―1）で先発して以来、7試合出場がなかった。右足首を痛めていたが「離脱したくなかったし、ケガのせいにしたくなかった。単純にサイドハーフの選手として良さを出すことができなかった。ダニーロや三戸との違いを出せなかった」と調子が上がらないときにも腐ることはなく、自分自身に矢印を向けて練習に取り組んだ。

　「正直、心が折れかけたときもあった」と試合に絡めなかった苦しさを吐露。転機になったのは広島戦に向けての練習時。松橋監督と話をする中で「詠太郎の良さはドリブルだよ。やればできるから、あとはメンタルのところだね」とアドバイスを受けた。自信を失いかけていただけに「自分の強みを生かさないといけない」とスイッチが入ったという。広島戦ではダニーロの負傷交代で前半11分に突然出番が回ってきたが、松田らしい攻撃的なプレーがよみがえった。

　神戸戦に向けても「有名な選手が多くいるチームだけど、チャレンジしていくしかない。どんなに止められても挑んでいきたい」。スピードあるドリブルで右サイドを切り裂いていく。