代表復帰ならずも…　神戸FW大迫勇也がJ1得点ランクトップ11点目　「しっかりと入ることができた」

明治安田生命J1第15節   神戸3―2FC東京 （ 2023年5月27日    ノエスタ神戸 ）

＜神戸・FC東京＞前半、追加点を決めて喜ぶ神戸・大迫（左）（撮影・後藤　大輝）
Photo By スポニチ

　神戸のFW大迫勇也（33）が2戦連発で、今季J1得点ランキングトップの11得点目を挙げた。1点リードの前半41分、DF初瀬のグラウンダークロスを右足ヒールで合わせる技あり弾。首位キープの原動力になった。

　「（前半は理想的な展開）その通りですね。前回の柏戦の反省を生かして、しっかりと入ることができたのかなと思います」。前半44分にはDFラインの背後に走り込んだFW武藤に絶妙なスルーパスを通してアシストもマークした。日本代表復帰も期待されるが、25日に発表された日本代表メンバーには招集されず。だが目に見える結果こそが、日本屈指のストライカーであることの証明だ。

　この1戦は元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタの退団発表後初の試合。21年8月に加入した大迫は「彼がいたからここにきたというのもあります。本当にいなくなってしまうのは残念です」と吐露する。そして「でも僕らは残された立場でしっかりと結果を残していく責任がある。切り替えてやっていく」と寂寥感を力に変えて、さらにチームを牽引していく覚悟を示した。