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青森山田MF藤森“3度目の正直”必ず!準決勝3アシスト大活躍も慢心なし「何としても優勝を」

[ 2022年1月8日 17:18 ]

第100回全国高校サッカー選手権準決勝   青森山田6―0高川学園 ( 2022年1月8日    国立競技場 )

<高川学園―青森山田>前半、競り合う青森山田・藤森(左)と高川学園・北
Photo By 共同

 3冠を狙う青森山田(青森)が高川学園(山口)を6―0で破り、4大会連続の決勝進出を決めた。10日の決勝戦では、悲願の初優勝を目指す大津(熊本)と対戦する。この日3アシストと大車輪の活躍を見せたMF藤森颯太(3年)は「2年連続決勝で負けている。目標の3冠も掛かっている。何としても優勝したい」と意気込みを語った。

 青森山田は開始3分、いきなり先制点。ゴールから遠い位置でのFKを得ると、キッカーのMF藤森(3年)がゴール前ニアサイドへボールを送り、走り込んだFW名須川真光(3年)がゴールに背尾向けながらも後頭部で合わせゴール。相手GKが飛び出せない絶妙な場所への正確無比なクロスが先制ゴールを呼んだ。MF藤森は「良い位置でFKもらえたので、いつもやっているようにボールを蹴り込むだけだった。うまい形で味方の選手も入ってくれた。前半3分で先制できたのは良かった」と振り返った。

 勢いに乗る青森山田は同26分にもセットプレーから追加点。今度は左CKからMF藤森がファーサイドへクロスを蹴ると、相手DFを翻ろうする巧みな動きからフリーになったDF丸山大和(3年)が強烈なヘッドをゴールネットへ突き刺した。

 その後も青森山田らしい攻撃で得点を量産。後半12分にはFC東京入りが内定しているU―22日本代表MF松木玖生(3年)が3点目を決めると、同25分にも途中出場のFW小湊絆(2年)がダメ押し弾。相手の長所を封じ、自分たちのストロングポイントを生かす“横綱相撲”で完勝。高校サッカー3冠制覇へ向け弾みをつけた。松木は「大津はかなりの強敵。気の緩みがあれば簡単に点数をとられる。自分たちはまだ選手権で何も成し遂げていない」と気を引き締めた。黒田剛監督は「昨年も準決勝を5―0で勝ちながら決勝で負けている。決勝に向けて良い準備をしたい」と切り替えていた。

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