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Jリーグが21年シーズン総括「PUBリポート」を公表 コロナ禍の観客、収益は?

[ 2021年12月23日 17:24 ]

村井チェアマン
Photo By スポニチ

 Jリーグは21年シーズンを総括した「PUBリポート」を公表し、J1、J2、J3とカップ戦なども含めた年間総入場者数は503万4064人で新型コロナウイルスの影響で、大幅に減少した20年シーズンより39・3%増となった。特に制限が緩和された後半(10~12月)はワクチン・検査パッケージなどの積極的に観客を呼び込む施策により来場者が増えた。

 村井満チェアマンは「最高値は19年の1100万人。その数字からすれば、今季は39%アップで500万人強ですので、最高の時期に比べてもまだ半分以下。(収容率)50%以下で運用しましょうということが基本方針だった中では、だいたい通常時の半分くらいだと思っていたので、基本はだいたい想定通りではあった」と総括した。

 その上で、「楽観視はしていない」とも説明。「本当にコアなファンは来ていただけたのかもしれませんが、これからサッカーのファンになっていくライトな感覚のお客様、コロナ下で去ってしまった方が戻ってこれるかどうかは非常に危惧しているところ。今後、そういった方々に対するプロモーションをもっともっとしっかりしていかなければ、1100万人に簡単には届かないだろうと思う」と話した。

 57クラブ合計の営業収益は1139億円となる見込みで、増加傾向にあるもののコロナ前の19年度の水準までは回復せず。入場料収入は19年度比56%の122億円(20年度比は145%)にとどまった。
 

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2021年12月23日のニュース