U24　OA参戦の吉田麻也「結果で恩返ししたい」静岡県内で合宿スタート「お互いに高め合うこと」

＜Uー24日本代表練習＞地元自治体の差し入れの目録写真と笑顔の吉田（撮影・篠原岳夫）
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　東京五輪に臨むU―24日本代表は5日、静岡県内で合宿をスタートした。オーバーエージ（OA）枠で参戦するDF吉田麻也が練習前にオンライン取材に対応。自身3度目となる大舞台に向け、選出された感謝を述べつつ「結果で恩返ししたい」と意気込んだ。

　元日本代表MF本田圭佑（35）らとともに挑んだ08年の北京五輪では勝ち点0で1次リーグ敗退。OA枠として臨んだ12年のロンドン五輪では3位決定戦の韓国戦で敗れて4位と涙を飲んだ。「（五輪は）3度目になるし、前回は4位で残るはメダルしかないと。そのために自分と他の2人が呼ばれたと思っているので、あとは結果で恩返しするしかない」。目標とする金メダル獲得へ、ピッチ内外でチームをけん引する気合いは十分だ。

　「やるべきことは変わらない。今まで通り自然体でいけばいい。要求するところは要求するし、リラックスするところはリラックスして、みんなで楽しくやっていきたい。勝ち上がれば勝ち上がるほど選手のサッカー人生にとってすごく大きなイベントになると思う。自分のサッカーキャリアの中でも最高の大会だったと思えるような、終わったあとにみんなが感じられるような期間にしたい。そのために強く要求すること、お互いに高め合うこと。上手く先導できればと思う」

　7月22日に行われる五輪初戦の南アフリカ戦へ、“兄貴分”として若手の良きお手本となり、よりチームの完成度を高めていく。