鎌田は「魔法使いだ！」　3人抜きアシストを独メディア絶賛「まるでスラロームスキー選手」

ドイツ1部リーグ・第31節   ヘルタ1―4Eフランクフルト （ 2020年6月13日    ベルリン ）

決勝アシストをマークした鎌田（AP）
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　華麗な3人抜きからの決勝アシストをマークしたドイツ1部EフランクフルトのMF鎌田大地（23）について、ドイツ各メディアが絶賛した。

　13日、アウェーのヘルタ戦にDF長谷部誠（36）とともにフル出場。1―1と同点に追いついて迎えた後半17分に勝ち越し点を演出した。ペナルティーエリア左外から中央へドリブルして1人をかわすと、縦に切り込んでさらに2人を抜き去った。左足で中央へパスを送ってFWアンドレ・シルバのヒールシュートでの得点をアシストした。

　地元紙ビルト（電子版）は、鎌田に採点でチーム2位タイの2点（1点が最高、6点が最低）を付け、今季初のベストイレブンに選出。「アイントラハトの魔法使いだ！（ヘルタの）グルイッチ、シュタルク、トルナリガに対して抵抗不可能なスーパーソロ（単独突破）からシルバへのアシスト。それ以外でも目立って、賢いパスを披露した。特に取り消されたPKを誘発したドストへの縦パスだ」と評した。

　地元テレビSport1（電子版）は「アンドレ・シルバはダイチ・カマダとのコンビネーションプレーで魔法のゴールを決めた」と報道。ヒュッター監督は「彼はスラロームスキー選手のようだった。もし彼の外見が日本人でなければ、私は彼がオーストリア人で、もしかしたら良いスキー選手なのではと考えていたよ」とコメントした。

　また指揮官は「今シーズン私たちの最も美しいゴールの1つだったことは間違いない。月間最優秀ゴールに値する」ともコメント。同僚のDFトラップは「（鎌田は）何かを持っていて、違いを生み出せる。あれは本当にうまくやったね」と称えた。