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【城彰二 視点】U23日本代表 見えなかった攻撃のコンビネーション、リスク管理も足りず

[ 2020年1月13日 05:55 ]

U-23アジア選手権1次リーグB組第2戦   日本1―2シリア ( 2020年1月12日    パトゥムタニ )

<シリア・日本>後半43分、シリアに勝ち越しゴールを許す(撮影・篠原岳夫)
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 攻撃のコンビネーションがまったく見えなかった。個の力で何とかしようとするばかりで、ここに動くから出してくれというものや、3人目の動きなどの連係もなかった。足元でもらってプレーするばかりで、チームとしてのバランスが悪い。森保監督は求めているはずで、選手の意識の問題だろう。

 日本の同点ゴールは左から崩して相馬がこぼれ球を決めたが、右からの攻撃が効果的ではなかったし、上田の動きも少なかった。1トップはもっと幅広く動けるはずで、どこかで起点になれる。相手が8~9人で守っているのだからもっと揺さぶらないとチャンスはつくれない。シリアのマークがクロスに対してルーズになる場面が多かっただけに、修正してほしい。

 先制点は初戦に続いてVARでPKを取られたが、CKからのこぼれ球に対して集中力が欠けていた。決勝点はカウンターからの失点で得点を取りに行った時間帯ではあるが、リスク管理も足りなかった。(元日本代表FW)

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