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静岡学園3発逆転!劇的24年ぶりVで4037校頂点に 中谷V弾含む2点 青森山田リード守れず連覇逃す

[ 2020年1月13日 15:59 ]

第98回全国高校サッカー選手権大会決勝   静岡学園3―2青森山田 ( 2020年1月13日    埼玉 )

<青森山田・静岡学園>優勝し喜ぶ静岡学園イレブン(撮影・西海健太郎)
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 第98回全国高校サッカー選手権大会は13日、埼玉スタジアムで決勝戦が行われ、静岡学園(静岡)が2点差をハネ返して史上9校目の大会連覇を目指した青森山田(青森)に3―2で逆転勝ち。1995年度の初優勝以来24年ぶり2度目の優勝を飾り、全国4037校の頂点に立った。

 24年前は鹿児島実(鹿児島)との両校優勝で、単独優勝は同校初。また、前日12日に第28回全日本高校女子サッカー選手権大会を制した藤枝順心に続く優勝で、2004年度の鹿児島(鹿児島実、神村学園)、2010年度の兵庫(滝川二、日ノ本学園)に続く史上3県目の男女アベック優勝を達成した。

 静岡学園は前半に2失点したが、前半終了間際のアディショナルタイムにセットプレーのこぼれ球をDF中谷颯辰(3年)が右足で決めて1点差に迫り、反撃開始。後半17分にドリブル突破からチャンスをつくり、FW加納大(2年)が体を反転させてからの左足シュートで追いつくと、同40分に中谷がこの試合2点目となるゴールを決めて鮮やかな逆転勝ちを飾った。

 青森山田は前半11分に横浜FC入りが内定しているMF古宿理久(3年)の絶妙な左FKをDF藤原優大(2年)が豪快なヘッドで突き刺して先制。同33分には浦和入りが内定している主将で10番のMF武田英寿(3年)が自らのドリブル突破で得たPKを左足で冷静に決めて2点をリードした。だが、2点リードから3失点で敗退。2000、2001年度の国見(長崎)以来18年ぶり史上9校目、10度目となる大会連覇を逃した。

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