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神戸 DF那須大亮が今季限りで現役引退 「脳が揺れる現象」を告白

[ 2019年12月16日 11:39 ]

神戸・那須大亮
Photo By スポニチ

 神戸は16日、DF那須大亮(38)が今季限りで現役を引退することを発表した。02年に横浜に加入してから18年間で、J1通算400試合出場。04年にはアテネ五輪にも出場した。

 YouTube上の動画で「私事ですが、今シーズンを持って、18年間やらせてもらった現役を引退させてもらいます」。そう語り始めた那須は、引退の理由として「脳が揺れる現象」があったことを明かした。

 「僕が現役引退を決めたきっかけは、数年前、ヘディングをしたときに脳が揺れるという現象から始まりました。今年になってから、練習の中でもヘディングをするたびに脳が揺れる現象が起こったので、自分の中で、練習の中でもヘディングをするのを嫌がっていた自分がいました」

 「今年になって、ビジャの引退セレモニーがあったときに、今まで100%で走り続けてきたサッカー人生だったので。100%でやれていない自分に気づかされました。それでも、18年間走り続けてきた選手としての熱い情熱があったので、なかなか諦めきれなかった気持ちも自分の中でありました。僕が引退を決めたのも、このことが大きな要員のひとつだったかもしれないです」

 神戸は現在、天皇杯準決勝に勝ち残っており、クラブ史上初のタイトル獲得を目指している。那須は「あと2試合、残っています。僕の最後の使命は、神戸で天皇杯に優勝して、みんなで喜びを分かち合うことだと思っています」と有終の美を飾ることを誓った。

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2019年12月16日のニュース