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井手口、2年前“惨敗”からの雪辱誓う 18日、韓国と大一番

[ 2019年12月16日 05:30 ]

E-1選手権(男子)   日本-韓国 ( 2019年12月18日    韓国・釜山 )

18日の韓国戦へ向け練習をする三浦(左)と井手口(撮影・大塚 徹)
Photo By スポニチ

 韓国で開催されているE―1選手権に出場している日本代表は15日、2連勝を飾った香港戦から一夜明け、18日の韓国戦に向けて釜山市内で調整した。直近の日韓戦は2年前のE―1選手権で、手も足も出ず1―4の完敗。その一戦に先発していたMF井手口陽介(23=G大阪)は、リベンジへの思いを語った。

 借りを返すときが来た。大幅にメンバーを入れ替えながら5―0で快勝した香港戦から一夜明け、主力組がゲーム形式の4対4などで調整。居残りのシュート練習で締めくくった井手口は、日韓戦に向けて「ピッチの中もそうやし、スタジアムも凄い雰囲気がある。凄く楽しみ」と気持ちを高ぶらせた。

 苦い記憶は今も残っている。直近で韓国と対戦したのは、2年前に日本で開催されたE―1選手権の第3戦。ハリルホジッチ監督の下、今回と同じように2連勝をして臨んだが、結果は1―4の惨敗。試合後にはサポーターから「ハリル、辞めろ!」と罵声が飛んだ。その一戦に先発出場していた井手口は「まだ覚えている」という。

 「(韓国は)球際で戦ってきていたし、前からどんどん来ていた。本当に、チームとしても個人としても何もできなかった」

 激しい守備などが買われてスタメン起用されながら、手も足も出なかった試合から2年。今度は韓国で開催されている同じ大会、やり返すチャンスが訪れた。リベンジへの思いを問われ「もちろんあります」と即答し、戦う覚悟を口にした。

 「受け身にならずに。ボールを奪いにいったり、基本的なところをしっかりやれれば」

 初戦でダブルボランチを組んだMF橋本が負傷離脱するアクシデントがあったが、ほかの選手との連係も深まってきている。五輪世代14人が加わっている今回の日本代表。その先頭に、雪辱に燃える23歳が立つ。 

 《前回の日韓戦VTR》 日本開催だった前回17年の最終節に無敗対決し、1―4の完敗を喫した。前半3分にFW小林悠がPKで先制したが、その後は失点を重ね続け韓国がV。ホームの韓国戦で4失点以上するのは1954年3月以来、63年ぶりの屈辱だった。今回のメンバーではGK中村、DF三浦、MF井手口が出場していた。

 《三浦も雪辱へ「悔しい思いもあるので」》 井手口と共に前回の日韓戦に先発し、センターバックでフル出場した24歳も雪辱を誓った。「前の試合はPK(で先取点)を取ってからふわっとした。甘さが試合全般に出た」と回想。「悔しい思いもあるのでしっかりと出せるように準備していきたい」と力を込めた。

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2019年12月16日のニュース