川崎F先勝！大島、3か月ぶり復帰でV弾演出

ルヴァン杯準決勝・第1戦   川崎F3―1鹿島 （ 2019年10月9日    等々力 ）

ルヴァン杯準決勝・第1戦を勝利した川崎イレブン
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　準決勝第1戦の2試合が9日に行われ、初優勝を狙う川崎Fはホームで鹿島に3―1で先勝した。左脚のケガから3カ月ぶりに復帰したMF大島僚太（26）が後半37分の決勝弾を演出した。ホームに札幌を迎えたG大阪は2―1で先勝。26日に埼玉スタジアムで開催される決勝への切符を懸けた第2戦は、13日に行われる。

　帰ってきた司令塔が大仕事をやってのけた。7月7日の鳥栖戦以来3カ月ぶりの復帰を果たした大島だ。1―1の後半34分、背番号10がピッチに登場すると場内の雰囲気が激変。その3分後だった。真骨頂の縦パスで相手のDF陣を切り裂き脇坂の逆転弾を演出した。「入るときの雰囲気が良かった。勝てて良かった」。苦悩の日々を乗り越え、復帰戦での逆転勝利にホッとした表情を見せた。

　カップ戦初戴冠を目指すチームにとって大島の復帰は何よりの朗報だ。リーグ戦は2連覇中だが天皇杯を含めカップ戦はいまだ無冠。その中で宿敵・鹿島に3―1で先勝。守田のプロ初得点などもあり、2年ぶり5度目の決勝進出へ前進した。