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久保、レアル容認で東京五輪OK!本人も希望、番記者「クラブのイメージアップに」

[ 2019年7月14日 05:30 ]

笑顔の久保(撮影・西海健太郎)
Photo By スポニチ

 久保にとっても朗報だ。18歳を迎え、世界屈指の名門の一員として晴れて海外組となったが、懸念されていたのが本人も強く希望しているとされる東京五輪出場。日本協会側に拘束力がなく、招集には所属クラブとの交渉が必要となるが、レアル関係者は「クラブ側が派遣を拒否することはまずないだろう」と予想。「タケにとっては一生に一度の自国開催だし、レアルにとっても出場は喜ばしいことだ」と強調した。

 来年7月24日に開幕する東京五輪まであと約1年。A代表も兼任する森保監督は「目標は金メダル獲得」と公言している。関係者によれば、レアル側は久保の強い出場希望はもちろん、久保がエースとして期待される森保ジャパンの目標も把握済みという。長年レアルの番記者を務めているマルカ紙のララ記者も「送り出すことに疑いはない」とし「なぜならレアルにとってもそれが良いイメージになる」と説明した。

 トップチームのカナダ・モントリオール合宿に同行中の久保は、13日の練習でフィジカルトレーニングの様子を公開。順調にメニューを消化している。東京五輪で活躍して来季のトップ昇格へ。まずは今季、3部所属のBチームで結果を残して東京五輪へとつなげる。

 ▽16年リオ五輪での招集トラブル 7月1日に手倉森監督が発表したメンバー18人に選ばれたFW久保裕也(スイス1部ヤングボーイズ)は当初、欧州CL予選などに出場するため7月末に遅れて合流予定だったが、27日にクラブが負傷者が出たことなどを理由に派遣拒否を発表した。その後も日本協会はクラブと交渉を続けたが、大会初戦2日前の8月3日に招集を断念。代わってバックアップメンバーからFW鈴木武蔵(新潟)が出場した。

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2019年7月14日のニュース