鹿島・内田、緊急出場も「ＧＯと言われれば行く」山本負傷で非常事態

Ｊ１第２節   鹿島―川崎Ｆ （ 2019年3月1日    等々力 ）

緊急出場の可能性が浮上した内田
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　大一番で、鹿島の新主将に緊急出場の可能性が浮上した。２８日の練習終盤に、左サイドバック（ＳＢ）の山本が太腿付近を負傷。川崎Ｆ戦先発に赤信号がともった。ＳＢには故障者が続出中。万全な本職は先発予定の安西の他に内田のみという状況に陥った。

　古傷の右膝をかばい戦線離脱を繰り返した昨季の経験から、今季の内田はあえてスローな自己調整を続けている。公式戦２戦の出場はゼロ。２７日の紅白戦では２本目で主力組に入ったが「（監督から）“ＧＯ”と言われれば行くし、もう少し様子を見て。タイミングっていうのがあるからね」と説明していた。

　それも、非常事態となれば状況は変わる。敗れた前節大分戦で浮き彫りとなったのは、勝つための選択を導ける“ピッチ上の指揮官”の不在。大岩監督はこの日、改めて「みんなを連動させる部分で篤人の存在は大きい」とうなずいた。相手はリーグ２連覇中の王者。状態次第では本職外の選手をＳＢに充てる可能性もあるが、難しい相手を前にした時こそ、内田のような存在は必要となる。