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【城彰二 視点】森保J 守備にレギュラーとの差 サウジ戦はやりにくい

[ 2019年1月19日 08:44 ]

アジア杯1次リーグF組   日本2-1ウズベキスタン ( 2019年1月17日    UAE・アルアイン )

室屋が前半武藤の同点ゴールをアシストする
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 日本は先発を10人入れ替えたために連係は良くなかったが、個で打開して勝てた。同点ゴールは室屋が右サイドを崩して精度の高いクロスを上げたもの。アジア勢と対戦するとき、日本は中央を固められるのでサイドからの崩しは重要だ。決勝点も右サイドのアーリークロスからこぼれ球を塩谷が思い切りよく決めた。ミドルシュートが得意でキックの精度も高く、自陣に戻ろうとしながら決めたのは凄い。ただ、攻撃全体では多くのチャンスをつくっただけに、もっと点を決めてほしかった。

 守備はセンターバックのスピードが課題。槙野が振り切られて失点したが、相手が速いことは分かっており、2人で対応するなど工夫が欲しかった。どこでボールを奪うかなどのコンセプトもばらばらで、レギュラー組との差があった。

 次の相手となるサウジアラビアは、中東勢の中でも独特のリズムがあって日本としてはやりにくい。ここまで親善試合では攻撃陣が巧みで華麗なパス回しを見せたが、公式戦になると簡単にはできない。その中で何ができるかを感じ取ることが必要だと思う。(元日本代表FW)

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